資本主義の限界

 最近、資本主義の原則 - 企業が利潤を最大化することが全体の幸福につながる - にかなり強い疑問を持つようになってきた。まあ他にもっとましなシステムがあるのか、と問われればアイデアは持ってないのだが。
 たとえば、サラリーマンはいくら業績を挙げても金かポストでしか報われることはないが、リタイアできるほどの金じゃないしポストは単により大きい責任を負うようになるだけだ。
 またたとえば、中国に日米の企業が殺到し大量消費社会になれば、企業が潤ったところで環境汚染は破滅的な水準になるのは目に見えている。
 それって「全体の幸福」なのか? 最近の町山智浩氏のblogを読んだりしてますますその疑問は強くなってきた。