ドーン・オブ・ザ・デッド

 古典的名作から25年余り。冷戦が終わり、世紀がかわり、インターネット時代になろうとも、やはりゾンビはゾンビ。「噛み付かれたら感染」「頭を破壊しない限り死なない」というお約束を守りつつ、実にスピード感のあるアクション映画に仕上がった。ゾンビ史に残る良い映画である。武装送迎バス、チェーンソー、ショッピングモールの独占(これはオリジナルどおり)というあたり、少年の夢が満載である。最近こういう映画減ったなあ。でもオリジナルのゾンビにあった思想性は皆無。