アドルフの画集

 芸術と政治の選択で悩むヒトラーを描く、という着想は良いのだが、ジョン・キューザックが現れなかったから「消去法で」政治を選択した、という結末になってしまっているところがストーリー的には弱い。なにしろヒトラーなのだから、アグレッシブに政治に傾いていく様子を描写しなければ。
 そういえば図らずも2日続けてジョン・キューザックだな。最初に注目したのはコン・エアーだったと思うが、確かに最近は良い仕事が多い。応援してますぜ。