ゴールドの重み

 金曜のUFJはちと不発だったのが残念だったが、10月第1週は他のトレードも好調で1週間としては記録的な利益となった。
 で、ちょっと前に書いた「利益の実感のなさ」がいよいよ際立って感じられた。いくら相場で儲かったと言っても、所詮は画面の数字の動きに反応してちょっとキーボードを叩いただけのことで、果たしてこの行為にそれだけの価値があるのか? そもそも物の価値って何か? そういうことが激しく不思議に感じるようになった。
 俺は思い立ったことはすぐやる人なので、物の価値を実感するには人類有史以来ゴールドと決まっているね、というわけでさっそく銀座の名門・田中貴金属へ行って金地金を買ってみた。とりあえず300g(時価50万円弱)だけだが、なかなか数字以上に重量感があっていい感じだ。
 しげしげと眺めると、これをめぐって古代エジプト以降さまざまな帝国の隆盛があったか、とか近代の金本位制の裏づけはこれであったか、とか歴史に思いを馳せざるを得ません。